世界一やさしい問題解決の授業【学んだこと】
価格:1,320円 |
どんな本なの?
47万部突破!世界25か国15言語以上で出版されている世界的ベストセラー本です。
筆者は世界最高峰のコンサル企業のマッキンゼー出身で、そこで学んだロジカルシンキングの考え方をもとに「問題を解決するためには何が必要なのか?」ということを中高生にも分かるように教えてくれています(^^♪
薄くて、中高生向けに書かれているので2時間あれば読めますが、問題解決をするための具体的な手法がコンパクトにまとめられていて、とても勉強になりました(○^ω^○)
キノコLoversとタローくんという癒しキャラの問題解決キッズたちが、困難を乗り越えていくストーリーが鮮明に思い描けて、ハラハラドキドキした気持ちで楽しく読めました(●´艸`)
論理的思考力が苦手な私にとっては、すぐに体得するのは難しいかもしれませんが、
「問題解決は才能ではなく癖である」と述べられていたので、今日から少しずつ取り込んでいきたいと思います。
どのように課題を解決するのか?
問題が起きたときは問題の本質を見極めることが大切です。
そのためにすべきことは4つあります。
1つ目は原因としてありえるものを洗い出す
2つ目は原因の仮説を立てる
3つ目は分析する
4つ目は打ち手を考えて実行することです。
本書で取り上げられているキノコLoversを例にして考えていきます。
例)中学生バンドのキノコLoversがコンサートを開いても、なかなか人が集まってくれませんでした。1か月後に行われるコンサートまでに多くの観客を呼ぶためにはどうしたらよいのでしょうか?
①キノコLoversのコンサートに人が集まらない原因としてありえるものを洗い出す。
分解の木でグループ別に分類する。
「分解の木」は、どのような原因があるのか探し出すときや、どのような解決策があるかアイディアを幅広く、具体的に出すときに使います。リストアップしたアイディアをグルーピングして、解決方法を具体化していきます。
(渡辺健介.世界一やさしい問題解決の授業p38より引用)
②原因の仮説を立てる
まだ正しいかどうかは分からないけど「これが答えではないか?」と思える仮の答えを考えることが大切です。
キノコLoversが立てた仮説はこちらです。
ここでは「はい、いいえの木」というものを使って原因を調べ、考える道筋を明確にしています。
(渡辺健介.世界一やさしい問題解決の授業p42より引用)
③仮説が正しかどうか確かめて、分析する。
キノコLoversは仮説を検証するために質問リストを作り、校長先生と各クラスの学級委員長に協力してもらい、全校の先生、生徒にアンケートをすることにしました。
調査結果はこちらです。
(渡辺健介.世界一やさしい問題解決の授業p51より引用)
仮説と調査の結果が少し違うようです。
仮説だけを考えて打ち手を考え、行動してしまえば、取り返しのつかなくなるかもしれません。仮説を立てたら、効率よく調査をして、仮説と分析結果を比較することが大切です。
④打ち手を考えて実行する
打ち手を考える際にも「分解の木」を使ったアイディア出しが有効的です。実現可能か?効果的か?ということは後で考えたらいいので、どんどんアイディアを出していきましょう(^∇^*)
最適な打ち手を選ぶために、以下のようなマトリックスを作り、すべての打ち手を図の上に並べています。縦横の軸の意味を見ながら適切な位置に各項目を置いていくと、それぞれの関係が一目で分かるようになります!
(渡辺健介.世界一やさしい問題解決の授業p62より引用)
最後に、実行プランを考え、実行します。
おわり
今回はほんの一部を抜粋してお伝えしましたが、他にも課題分析シート、仮説の木、意思決定ツールなどなど。課題解決のためのtoolが沢山紹介されています!
本を読んでも、いざ実行するとなると面倒くさいとは思いますが、めげずに少しずつ取り入れていきたいと思いますo(*^▽^*)o
少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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